三木谷浩史氏は、楽天株式会社の創設者兼CEOとして、日本のインターネットサービス業界を牽引してきました。近年、彼は新たなプロジェクトに取り組んでおり、その中でも特に注目されているのが、NFT(非代替性トークン)を活用した新しい宿泊体験の提供です。
NFTを活用した宿泊体験の提供
三木谷氏が率いる楽天は、NFT技術を活用した新しい宿泊体験の提供を目指しています。具体的には、年間で1泊もしくは3泊分利用できるメンバーシップ権をNFT化して販売するというものです。購入したNFTのカードにはランダムで特定の日付が刻印され、これが毎年宿泊できる記念日となり、そのメンバーシップ権は47年間保有できます。また、宿泊日の3ヶ月前には、ランダムで決まった宿泊先の情報に加えて、その鍵(THE KEY)が毎年NFTで届きます。このメンバーシップ権自体や単年の宿泊権は、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで売却したり、他の方にプレゼントしたりすることも可能です。
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このプロジェクトの背景には、従来の住宅購入における高額な初期投資や手続きの煩雑さを解消し、より多くの人々に新しい暮らしを届けるという目的があります。デジタルな会員権をブロックチェーン技術で証明することで、利用だけでなく自由にその権利を売買できるようにした点が特徴です。このNFT事業は、2024年6月のサイトローンチ後のプレセールと、8月のパブリックセールで約3億円分が即完売し、国内のNFTプロジェクトとしても大きな反響を呼びました。
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